【サウナ購入】ロウリュの特徴や楽しみ方・ロウリュが可能なサウナとは？

ロウリュの特徴と魅力

ロウリュはフィンランド由来のサウナ手法で、サウナストーンに水をかけて蒸気を生じさせることで、サウナ室内の湿度を瞬時に高める入浴方法です。この方法により、体感温度を急速に上昇させることができ、その結果、より強い発汗を促し、深いリラクゼーション状態に導くことが可能です。また、ロウリュにアロマオイルを加えることで、心地よい香りを楽しみながら、健康と美容の両面でのメリットが期待できます。

セルフロウリュとオートロウリュ

ロウリュには、「セルフロウリュ」と「オートロウリュ」の2つのタイプがあります。オートロウリュは機械が一定の時間間隔で自動的にロウリュを行うため、手間がかかりません。従来のサウナ施設では多く導入されています。

一方、セルフロウリュは利用者自身がサウナストーンに水をかける形式で、ロウリュのタイミングや量を自分で調整できるメリットがあります。プライベート重視の小型サウナルームやバレルサウナに多く導入されています。自分の好みでコントロールしたい方はセルフロウリュ、大人数で手間なく楽しみたい方はオートロウリュが適しています。

ロウリュの楽しみ方

ロウリュ前の準備

ロウリュを行う前には、適切なサウナ室温と水の準備が必要です。まず、サウナ室内の温度を80℃程度に設定しましょう。この範囲がロウリュに最適な温度とされています。次に、木製のバケツに水を準備します。火傷を避けるため、水をサウナストーンにかける際は必ず柄杓を使いましょう。エッセンシャルオイルを数滴加えることで、心地よい香りを楽しむこともできます。ただし、共用の施設では施設の許可なくオイルを使用しないようにしましょう。

水のかけ方と頻度

ロウリュの水のかけ方と頻度には、いくつかのコツがあります。

まず、水をかける際には、サウナストーンの上部にゆっくりと水を注ぎます。これにより、蒸気が均等に室内に広がり、過度に体感温度が上がることを防ぎます。また、始めは水の量は少なめにし、徐々に加減していくことが大切です。

頻度に関しては、サウナに入っている間、15分～30分ごとに1回程度が目安です。しかし、室内の温度や湿度、ストーブのスペック、個人の好みに応じて調整することが重要です。

このようにロウリュを行うことで、サウナ内の温度と湿度をコントロールし、発汗効果を高めることができます。

ロウリュが可能なサウナの種類

セルフロウリュを自宅で楽しむためには、サウナ設備が必要です。適切な設備を選ぶことで、最高のロウリュ体験を自宅で実現できます。一般的に、ロウリュが楽しめる家庭用サウナは、テントサウナ・屋内サウナ・アウトドアサウナ（バレルサウナ）の3つに分類されます。

テントサウナ

テントサウナは、家庭用でロウリュを楽しむための手軽な選択肢です。特にマンションのベランダや一戸建ての庭など、限られたスペースに設置できるのが大きな魅力です。利点として、必要なときだけ組み立てが可能であり、価格も比較的手頃な数十万円からとなっています。しかし、設置と片付けには時間がかかるうえ、強風による破損などのリスクに注意が必要です。

屋内サウナ

屋内設置型のサウナは、スペースさえ確保できれば家の中に設置が可能です。ボックスタイプは組み立てが比較的簡単で、電源がある場所ならどこでも設置できます。しかし、ロウリュを楽しむための本格的なボックスサウナを導入すると、安くても費用が100万円以上かかることが多く、予算面での検討が必要です。また、設置後は部屋に圧迫感を与える場合があるため、サイズ選びには注意が必要です。

アウトドアサウナ（バレルサウナ）

敷地に余裕がある場合は、屋外型のバレルサウナや小屋サウナがおすすめです。屋外設置のため、屋内に比べてサウナルームが広いのが魅力です。本格的なロウリュ体験が可能で、しっかりとした作りで耐久性が高いバレルサウナの価格相場は180万円から220万円程度です。しかし、屋外設置の場合は天候や気温の変動、定期的なメンテナンスなどに注意が必要です。適切な場所選びと適正な設置計画が、快適なサウナライフを実現する鍵となります。